労務ぷらんコラム
【障害年金】1型糖尿病患者の障害年金支給認める
2024.04.24
神戸の社労士:井上です。
ご存じの方もおられると思いますが、大阪高裁で、「1型糖尿病患者の障害年金支給認める」とし、国が逆転敗訴しました。
これは、今まで障害基礎年金2級を受けていた糖尿病患者に対し、3級を言い渡し、裁判になったわけです。
確か平成28年のことかと思います。
それ以前は、各都道府県にて障害認定をしていたのですが、格差があり、我が兵庫県は厳しいと批判がありました。
そこで、都道府県でなく国で評価しようとなり、今まで2級だった人が、実は3級ではないか。
ということが発端です。
ですので、「年金が打ち切られて生活が出来ない」というのは、論点ではありません。
「本当に2級が妥当か否か」だと思います。
ですので、この記事の中にある、
「2級に該当するかどうかのポイントについて「症状や血糖コントロールの状態などを総合的に考慮し、日常生活が著しい制限を受けるか否かを判断すべきだ」との考え方を示した」。
これは、まさに正しい考え方であると思われます。
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