労務ぷらんコラム

【障害年金】Ⅰ型糖尿病患者 障害年金再訴訟

2019.10.17

神戸の社労士、マサ井上です!

 

以前、Ⅰ型糖尿病患者が突然の障害年金の不支給決定に対し、訴訟を起こし、

国に勝訴しましたが、その後も、国は障害年金を支払っておりません。

ですので、障害年金の支払いを求めて再訴訟を起こしたようです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00030020-mbsnews-soci

 

この記事で気になる点ですが、

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この裁判の原告は、大阪や奈良などに住む20代から50代の1型糖尿病患者9人です。

9人はいずれも未成年で発症し、成人後に障害等級2級と認定され、障害年金を受給してきました。

しかし、国は2016年までに障害年金が支給されない「3級に該当する」として支給を停止しました

9人はおととし、支給再開を求めて提訴し、

今年4月に大阪地裁は「理由を明示せずに支給を打ち切ったのは違法」として処分を取り消す判決を言い渡しました。

ところが、まもなく国は理由を明らかにした上で改めて支給を停止したのです。

このため9人は今年7月、再提訴しました。

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気になるのは朱書き下部分です。

不支給決定の通知書には、2級申請では「3級に該当する」、

3級申請の場合では「3級に該当しない」しか記載されておりません。

医師、現場の上司、本人、社労士が相談の上、障害年金を請求しているのに、

「該当しない」だけなのです。

担当医師も「???」です。

何が足らないのか?

何が不十分なので不該当なのかは、全くわかりません。

 

書類だけの審査では判断できないのだと思いますが、

膨大な量の請求書を一人一人あって判断するという訳にもいきません。

この辺りが障害年金制度の限界を感じます。

 

 

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