労務ぷらんコラム

【個人年金】イデコに全会社員加入へ!

2019.07.29

神戸の社労士、マサ井上です!

今日の日経新聞に「デコ加入、全会社員に 企業型年金と併用可能」

という記事がありました。

記事を見てみると、

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47891580Y9A720C1SHA000/?n_cid=NMAIL007

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厚生労働省は全会社員を対象に、希望すれば個人型確定拠出年金(iDeCo=イデコ)に入れるように基準を緩める検討に入った。

勤め先で企業型の確定拠出年金に入っていても、追加で個人型のイデコにも加入し、併用できるようにする。

少子高齢化の進展で公的年金は先細りが避けられない。自力による資産形成の機会を増やし、老後の備えを後押しする。

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企業が退職者に年金を支払う制度である企業年金には、確定拠出年金と確定給付年金があります。

確定給付年金には、厚生年金基金があります。

 

これは、受け取る年金額が確定している年金制度です。

一方、確定拠出年金は、企業が掛け金を確定させ、社員に運用させ、

受け取る年金額については、企業は保証しません。

 

これが、確定拠出年金の企業型です。

確定拠出年金には、個人型があります。

これをイデコといいます。

 

個人型のイデコは、個人が掛け金を支払い、個人が運用し、個人が受け取ります。

それって、投資信託では?と思われるかもしれませんね。

 

そうなんです。

平たく言えば、投資信託の退職年金版です。

退職年金ですから、60歳まで引き出せません。

退職年金ですから、給与控除されます。

企業は、その点を管理するということになります。

メリットは、掛け金の全額が所得税控除となり、運用益は非課税です。

また、企業型のメリットである、掛け金の社会保険料の対象外となる制度がありませんし、運用に関しては個人が負担します。

 

 

そのイデコですが、勤め先に企業型確定拠出年金が無い場合、加入すると退職年金が出来るのですが、実際は、あまり加入者はおりません。

一方、老後の資金については、2000万円必要という報道があったように、

老後の生活には自助努力が必要です。

そこで、イデコ加入者を増やすため、企業型に加入している人もイデコに重複加入出来るようになりました。

今回の検討は、イデコ加入者を増やしたいためのように感じますが、

皆さんはどう思われますか?

 

 

2000万円不足報道は、イデコ加入を煽るためか"(-""-)"

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