労務ぷらんコラム

就業規則社労士の奇妙なコラム13(外国人技能実習生)

2015.01.16

外国人技能実習生と下請の問題

神戸の就業規則社労士:井上です。

 

 

円高の時代、安い海外からの労働者を受け入れるため、

人材紹介の一種として「外国人技能実習生」制度が出来ました。

 

この制度を巡っては、何度も労働法違反等の問題が報道されてきました。

 

今回も、また、技能実習生をめぐる違反が報道されております。

 

ソースは、労働新聞から

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技能実習・違反率8割超える――広島労働局】

広島労働局(河合智則局長)は、平成25年に実施した技能実習生受入れ事業
場に対する監督結果を取りまとめた。

労働法関係の違反率は全国平均の80%をやや上回る82%だった。

同県の主力産業の1つである造船業では、元請の現場管理が行き届かない重層下請の構造が法違反を招いている。

賃金関係では、臨検時に労働基準監督官の尋問に対して虚偽の説明を行って書類送検となった悪質な水産加工業者のケースなどがあった。

広島県では中国・四国地方のなかでも多くの外国人技能実習生を受け入れている。

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とのことですが、何も広島の外国人実習生に限ったことでもないでしょう。

元請は安くて仕上げてくる下請を選ぶでしょうし、

下請と言う立場から、安い労働力で長時間労働させたいという構造にも問題があるのでしょう。

 

しかし、全国で80%の労働法違反があるのであれば、「外国人技能実習生」の制度自体を見直す必要があるのではないでしょうか?

 

 

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