【派遣】派遣社員の時給を3年で3割アップせよ！

神戸の社労士、マサ井上です！

さて、昨日の日経新聞ですが、

「厚生労働省は派遣社員に勤務年数や能力に応じた賃金を支払うよう企業に義務づける。

同じ業務で3年の経験を積めば初年度より賃金を3割上げるなど、

具体的な水準を示す指針をまとめた」という記事が掲載されていました。

根拠となる指針

https://www.mhlw.go.jp/content/000526710.pdf

4ページにあるように、

「職種別基準値×能力・経験調整指数×地域指数」

から賃金を計算するようになります。

その一例として、各職種の時間給を集計しています。つまり基準値です。

https://www.mhlw.go.jp/content/000526706.pdf

こちらは地域指数

https://www.mhlw.go.jp/content/000526708.pdf

これを見ると、基準値が地域別最低賃金を下回るケースがあります。

無論、最低賃金に読み替えなくてはいけませんが、

例えば、835ミシン縫製工の場合、1年目、2年目は兵庫県の最低賃金を下回ります。

そうすると、1年目と3年目を比較して3割上がっていないことになりますが、

これで良いのでしょうか？

基準値678　1年目789　2年目860　3年目894

最低賃金が871円の兵庫県の場合

基準値678　1年目871　2年目871　3年目894

だと3割アップになっていませんが、OKなのでしょうか？

この辺り、今後の発表される指針等を調べてみたいと思います。

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