労務ぷらんコラム

助成金社労士の奇妙なコラム 超107(面接をするときの注意点)

2018.01.22

神戸の社労士:マサ井上です!

 

先日、派遣元責任者講習の講師をさせて頂きました。

講習の最後は、採用時の注意点です。

採用は、公正に行うべきものですが、知らず知らずに聞いてはいけないことも

聞いてしまうこともあります。

その点について、まとめてみましょう!

 

さて、労働市場は大きく「売り手市場=応募者が優位にたつ状態」に舵を切っています。

採用コストは今後ますます上がっていく事が予想されます。

つまり、人手不足の時代です!

そんな状況下では、せっかく面接では、

いい印象を持ってもらう必要があります。

 

最近では、面接官の態度や雰囲気で入社を決める事もあるようですよ。

 

会社側の注意点とはどのようなものでしょうか、整理してみましょう。

 

1 心構え

まず、応募者と面接官の、立場は対等なものであることを意識しましょう。

必要以上に横柄になってもダメですし、極端にへりくだるのもよくありません。

そして、候補者には誠実、公平に接し、たとえ「全然ダメな候補者」が応募してきても丁寧に対応しましょう。

 

2 注意点

・威圧感や緊張感を与えても、企業イメージを損ねるだけです。

ストレス耐性をチェックするにしても、過去のストレスに対する対処法を聞くなどの方法が良いでしょう。

・面接官に先入観と固定観念があると、こちらの主張ばかりを言ってしまいます。

できるだけ相手の話を引き出し、傾聴するようにしましょう。


・説教はしないようにしましょう。


・プライバシーや基本的人権に関わる質問はしないようにしましょう。

 

【質問すべきでない事項】


・本人の本籍地、出生地、生い立ち等


・家族の職業、勤務先、収入、地位、学歴、人柄、続柄等


・家庭の資産状況、住居状況、家の所在地や環境等


・思想、信条、宗教、支持政党、尊敬する人物、愛読書(新聞、雑誌等含む)


・障害者差別、性差別、部落差別、外国人差別につながるもの


・本人の容姿、スタイル、服装


・その他面接とは明らかに関係のない私的な事項

 

などが、挙げられます。

 

こちらは、厚生労働省のリフレット「公正な採用を目指して」です。

http://www2.mhlw.go.jp/topics/topics/saiyo/dl/saiyo-01.pdf

ご参考までに

 

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