労務ぷらんコラム
助成金社労士の奇妙なコラム 超107(面接をするときの注意点)
神戸の社労士:マサ井上です!
先日、派遣元責任者講習の講師をさせて頂きました。
講習の最後は、採用時の注意点です。
採用は、公正に行うべきものですが、知らず知らずに聞いてはいけないことも
聞いてしまうこともあります。
その点について、まとめてみましょう!
さて、労働市場は大きく「売り手市場=応募者が優位にたつ状態」に舵を切っています。
採用コストは今後ますます上がっていく事が予想されます。
つまり、人手不足の時代です!
そんな状況下では、せっかく面接では、
いい印象を持ってもらう必要があります。
最近では、面接官の態度や雰囲気で入社を決める事もあるようですよ。
会社側の注意点とはどのようなものでしょうか、整理してみましょう。
1 心構え
まず、応募者と面接官の、立場は対等なものであることを意識しましょう。
必要以上に横柄になってもダメですし、極端にへりくだるのもよくありません。
そして、候補者には誠実、公平に接し、たとえ「全然ダメな候補者」が応募してきても丁寧に対応しましょう。
2 注意点
・威圧感や緊張感を与えても、企業イメージを損ねるだけです。
ストレス耐性をチェックするにしても、過去のストレスに対する対処法を聞くなどの方法が良いでしょう。
・面接官に先入観と固定観念があると、こちらの主張ばかりを言ってしまいます。
できるだけ相手の話を引き出し、傾聴するようにしましょう。
・説教はしないようにしましょう。
・プライバシーや基本的人権に関わる質問はしないようにしましょう。
【質問すべきでない事項】
・本人の本籍地、出生地、生い立ち等
・家族の職業、勤務先、収入、地位、学歴、人柄、続柄等
・家庭の資産状況、住居状況、家の所在地や環境等
・思想、信条、宗教、支持政党、尊敬する人物、愛読書(新聞、雑誌等含む)
・障害者差別、性差別、部落差別、外国人差別につながるもの
・本人の容姿、スタイル、服装
・その他面接とは明らかに関係のない私的な事項
などが、挙げられます。
こちらは、厚生労働省のリフレット「公正な採用を目指して」です。
http://www2.mhlw.go.jp/topics/topics/saiyo/dl/saiyo-01.pdf
ご参考までに
労務プランニング オフィスINOUE