労務ぷらんコラム
What's テレワーク?
神戸の社労士、マサ井上です。
新型コロナウイルスの感染拡大により、にわかにテレワークが普及してきましたが、
テレワークが必要なのはわかりますが、問題がないわけではないですね。
例えば、時間管理に悩むケースが少なくありません。
テレワークをしている場合の労働者の時間管理はどのようにすれば良いでしょうか。
・厚生労働省のガイドライン
厚生労働省は、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」を公表しています。
以下のガイドラインを参考にしながら時間管理方法を検討しましょう。
【労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置】
1、労働時間とは使用者の指揮命令下に置かれている時間であり、使用者の明示又は黙示の指示により労働者が業務に従事する時間は労働時間に当たること
2、使用者は、労働者の労働日ごとの始業・終業時刻を確認し、適正に記録すること
(1) 原則的な方法
・使用者が、自ら現認することにより確認すること
・タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、適正に記録すること
(2) やむを得ず自己申告制で労働時間を把握する場合
① 自己申告を行う労働者や、労働時間を管理する者に対しても自己申告制の適正な運用等ガイドラインに基づく措置等について、十分な説明を行うこと
② 自己申告により把握した労働時間と、入退場記録やパソコンの使用時間等から把握した在社時間との間に著しい乖離がある場合には実態調査を実施し、所要の労働時間の補正をすること
③ 使用者は労働者が自己申告できる時間数の上限を設ける等適正な自己申告を阻害する措置を設けてはならないこと。
さらに36協定の延長することができる時間数を超えて労働しているにもかかわらず、記録上これを守っているようにすることが、労働者等において慣習的に行われていないか確認すること
続く
労務プランニング オフィスINOUE
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