労務ぷらんコラム
「報われている感」とメンタルヘルス不全予防 2
神戸の社労士:井上です。
続きをどうぞ!
◆メンタル不全を発生させない“かかわり”のデザインとは?
同社の「人材開発白書」によれば、若手・中堅社員は「業務支援」「内省支援」「精神的支援」の3つの“かかわり”を得ているときに成長感やモチベーションを抱くそうです。
業務に必要な知識やスキルを与えてもらったり、仕事の手助けをしてくれる等が「業務支援 」、自分自身を振り返る機会を与えてくれたり、自己を変容するきっかけを与えてくれる等が「内省支援」で、精神的な安らぎを与えてくれる等が「精神的支援」です。
特に、高い成長を実感している若手・中堅社員は「内省支援」を多く得ているそうです。
◆マネジャーの支援がカギを握る
マネジャーや職場で影響力のある人物からのフィードバックの際に、言葉や態度・表情などがキツいと、
受ける側が落ち込み、自信を失い、自分の居場所がなくなると感じる等の悪影響があるだけでなく、
周囲の人間にも波紋が広がるおそれがあります。
そのため、成果が出せなかったり失敗したりしても、努力や懸命さ、背景や状況などを考慮したり、
今後に目を向けたりする「内省支援」を意識した“かかわり”によって支援する姿勢が求められます。
また、若手・中堅社員のためになりそうな他部門の上位者を引き合わせてあげたり、
意図的に社内での“かかわり先”をデザインしたりすることで、孤立・孤独感の解消や軽減、
相談相手や情報入手先の仲介役などの創出にもつながり、心身の健康面だけでなく、成果にも結び付くことが期待できます。
マネジャーの、職場内での相互学習を促す場や雰囲気づくり、
多様な人材を経由して間接的に支援する“かかわり方”も、有効である可能性が高いと言えます。
ということで、「業務支援」「内省支援」「精神的支援」の3つの活用を考えてみませんか?
人を考える社労士事務所!
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