労務ぷらんコラム
【障害年金】白内障と認知症の関係について
神戸の社労士、マサ井上です!
下のような記事を見つけました。
「見えにくい」は認知症のリスク 目の変調は対応早く
https://news.goo.ne.jp/article/nikkeistyle/trend/nikkeistyle-DGXMZO5655773009032020000000.html
白内障などの加齢による目の老化は、
認知症リスクを上げるという記事です。
障害年金の申請に直接関係するわけではないのですが、
非常に興味深かったので、ご紹介いたします。
まず、記事の中には、白内障などの見えにくいから始まり認知症に至るという結果データがあるようだ。
例えば、(以下引用)
米国で行われた60歳以上を対象にした約3000人の調査では、部屋の向こう側のテレビ画面が見えない、新聞が読めないといった視覚障害があると、認知機能障害や認知症のリスクが1.9〜2.6倍になるという結果が出ている。[注3]
[注3]JAMA Ophthalmol. 2017 Sep 1;135(9):963-970.
(引用ここまで)
視覚が鈍ることにより、脳への刺激が減るのでしょうか?
素人見解ですので、うかつなことは言えません。
また、記事の中で、
(以下引用)
白内障の両目手術を受けた102人の患者(平均年齢75.3歳)を対象に、
手術前と手術2カ月後の視覚関連QOL(VFQ-25)、うつスコア(BDI)、認知機能テスト(MMSE)を比較。
白内障手術は、視覚関連のQOLと認知機能を有意に改善し、うつスコアでも改善が見られた。
また、視覚関連QOLと認知機能、さらに認知機能とうつスコアには有意な相関が見られた。
(引用ここまで)
とあり、白内障の手術をすれば、認知機能テスト結果も改善しており、
かなり希望のあるエビデンスデータと言えるのではないでしょうか?
白内障や緑内障といった目の障害で障害年金の申請も可能ですが、
認知症に繋がることを考えると早めの治療が大事かもしれないです。
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