労務ぷらんコラム

就業規則と賃金設計 2

2013.08.23

神戸の社労士:井上です!

 

「就業規則と賃金設計」の続きです。

 

 

賃金を設計するとは、前回のような複数の基準の中から自社に合ったものを組み合わせることを指します。

最低賃金法に抵触しない限り、組み合わせ方や配分は自由ですが、

賃金設計の際、以下のような失敗をしてしまいがちです。

 

1:歩合給比率が高すぎたため、社内での対立やモラルの低下につながった

2:  中途採用者について、自社の基準より「前職でもらっていた給与」の基準を優先させた結果、既存社員とのバランスが崩れた

 

賃金制度を検討することは、社内外に対する会社の価値基準を作るという点で重要です。

下の様な、チェックシートを使って、自社の給与体系のチェックをされては如何でしょうか!?

基準

給与の名称

☐に☑をつけて下さい

課題、問題意識

(どのような不都合があるか)

給与全体に

対する比率

年齢と勤続年数で決める

(時間に比例する)

☐ 基本給

☐ 勤続給

☐(      )給

☐(      )給

 

 

 

仕事のレベルで決める

(重要度・難易度に比例する)

☐ 職務給

☐ 役職給

☐(      )給

☐(      )給

 

 

 

個人の能力で決める

(出来の良さに比例する)

☐ 能力給

☐ 技術給

☐(      )給

☐(      )給

 

 

 

一定期間の業績で決める

(出来高・結果に比例する)

☐ 歩合給

☐ 業績給

☐(      )給

☐(      )給

 

 

 

生活費など経費を補助する

ために追加する

☐ 住宅手当

☐ 家族手当

☐ 通勤手当

☐(      )給

☐(      )給

 

 

 

 

その他

☐(      )給

☐(      )給

☐(      )給

 

 

 

 

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