ちょっと知っておきたい健康保険♪

【年金】厚生年金の等級が改定される

2020.08.20

神戸の社労士、マサ井上です。

そうそう、暑さですかり忘れていました。

 

厚生年金保険の「標準報酬月額」等級が変更されるのでした。

上限のみの変更ですので、どうせ金持ちだけの話ですわッ!

(*´з')

 

・「標準報酬月額」とは、なんぞや?

社会保険加入者の毎月の社会保険料(健康保険・介護保険・厚生年金保険料)は、

加入者が支給される給与額を基に「標準報酬月額」が決定され、

この標準報酬月額に応じて各保険料が決定されています。

なので、保険料は給与額の1円単位で計算はしておりません。

現在、標準報酬月額には上限が定められており、健康保険は50等級まで、厚生年金保険は31等級までです。

つまり、支給される給与額がどんなに高くても、標準報酬月額の上限までの保険料しか徴収されないですし、下限の方は給与額の割には多く負担しているかもしれません。

さて、その上限について、令和2年9月1日より改定がされます。

 

具体的には、厚生年金保険の標準報酬月額の最高等級(第31級・62万円)の上に、新たな等級(65万円)が追加されることとなります。

 

■改定前

月額等級/標準報酬月額/報酬月額

(旧)第31級/620,000円/605,000円以上

■改定後

月額等級/標準報酬月額/報酬月額

(新)第31級/620,000円/605,000円以上~635,000円未満

(新)第32級/650,000円/635,000円以上~

改定前の厚生年金保険料の上限額は56,730円でしたが、改定後の上限額は59,475円になりますので、2,745円上がることになります。

ちなみに、健康保険の標準報酬月額の最高等級(第50級・139万円)について変更はありません。

今回の改定について、会社側からの手続きは不要だそうです。

該当の被保険者がいる場合は9月下旬以降に案内通知が届く予定です。

該当者がいる場合は、給与計算時の厚生年金保険料控除に注意してください。

 

 

金持ちからは取ってもええんとちゃう?

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